本名を晒す。ということ

またもはまちちゃんのところから。
http://d.hatena.ne.jp/Hamachiya2/20080313/realname

ひとつ知っておいて欲しいのは「あたまおかしい人」って案外おおいんだよーってこと。

で、その「あたまおかしい人」が自分の本名やら住所やらを知ってしまうと、

きみがひとり暮らししている女性なら、深夜、突然ドアをノックされることを想像してみよう。
きみが家庭のある人なら、仕事に出ている間に、宅配業者を装った誰かが家のチャイムを鳴らすことを想像してみるといいかもしれない。

と、いったような危険性があるかもしれないって話。


昔だと、自分の本名、ましてや趣味や性格といった「自分の情報」は
自宅の近所や学校、会社など少なくとも自分の活動する範囲にいる人間のみが知るものであったと思う。
それが社会の発展、インターネットの出現によって「自分の情報」が自分の知りえる範囲を超えて顔も見たことのない人たちに瞬時に知りえるようになってしまった。
そして、その人たちは必ずしもいい人たちとは限らない。
人前では人格者ぶっていてもWEB上では荒らし行為を堂々としてしまっている人だっているかもしれないし。
そんな人間が自分がWEB上で書き込んだ些細な一言や、あるいはネトゲなんかでの行動を恨みにもって、
なおかつ自分の本名、住所などを知っていたとしたら・・・正直その人が何をするかわからない恐ろしさがある。
家に襲撃とまでは行かなくても、2chに晒すぐらいのことは平気でやるかもわからないし。


じゃあ、それに対する対策は?というと、現代社会において「自分の情報」を完全に隠すのは不可能だと思う。
仮にパソコンを持たないにしても、銀行にお金を預ける、買い物するときにカードを使う、住民登録をする・・・などなど
日常生活をしている限り、どこかで必ず「自分の情報」を他人に晒す必要に迫られる。
だから、最低限自分にできること。といったら「こいつには『自分の情報』を提供していいのか」という自分なりの防衛本能を高めて
最低限の情報しか与えない、か、情報がどこかに漏れることを覚悟して「自分の情報」を提供するかの2つしかないと思う。


とにかく、情報が漏れるときは漏れる。という考えは頭の片隅に常に置いておいたほうがいいかもしれない。